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第9回 ホネガイ(骨貝)のおはなし

9回は、ホネガイ(骨貝)です!

ホネガイは、読んで字のごとく骨貝です。魚の骨格標本を思わせる魅惑のこの貝は、房総半島以南~オーストラリアまでの砂地の海底に生息しています。英名はヴィーナスコーム、つまりヴィーナスの櫛です。本種を「骨」と捉えた東洋と「女神の櫛」と捉えた西洋。文化の違いという観点から貝を観察してみるのも面白いですね。

ホネガイをはじめ貝類の発達した棘には①捕食者からの防御 ②海底での殻の向きの安定化、この2つの役割があると考えられています。とはいえ、これらの機能を果たすためだけにはあまりにも美しすぎるドレスで着飾った本種の佇まいには、ただただ溜め息が漏れるばかりです。ところがこのドレス、本人(?)には少し厄介な代物です。殻口から殻を伸ばして螺旋状に成長していく巻貝にとって、目の上のタンコブならぬ眼前の棘はやがて障害物になります。その為、本種は成長過程で邪魔になる棘の根元を自ら溶かしてこれを切り落とし、殻を大きくしていくのです。

ホネガイには極めて個人的な思い出があります。私が小学生の頃、兄が修学旅行のお土産でこの貝を買ってきてくれました。祖父の家のガラス棚の高嶺の花だったこの貝が自分の標本箱にも収まっている嬉しさで、毎日取り出して眺めては大切にしまい込んだものです。

綺麗なバラ、おっと貝には棘があります。本種の棘は非常に鋭く、そして意外にも頑丈です。鑑賞の際には、どうか思わぬケガにお気をつけ下さい。

安田 風眞

ホネガイの商品ページ

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