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第15回 イチョウガイ(銀杏貝)のおはなし

 第15回は、アッキガイ科のイチョウガイ(銀杏貝)です!

 イチョウガイは紀伊半島以南、熱帯インド-西太平洋、ハワイ諸島の岩礁域に分布しています。本種の細身でスラリと伸びた純白の貝殻は、文字通りイチョウの葉によく似た突起で飾られています。一方で、殻の上に発達した突起とは対照的に肩は意外なほど丸みを帯びており、一見するとアンバランスで違和感を覚えてしまうデザインです。しかし、手に取って眺めるたびにひとりでに溜め息が漏れてしまう、そんな魅力が詰まった貝殻です。

また殻長5060mm程度という絶妙なサイズ感は、本種の美しさをより繊細かつ緻密な印象へと高める重要な要素であるように感じます。イチョウガイを美貝たらしめるのは、まさにこの大きすぎず小さすぎずといったサイズにこそ秘められている、そんな気がして止まないのです。

余談ですが、本種の仲間にトナカイイチョウという種がいます。トナカイイチョウの突起はより細長く発達するため、この名がつけられたのでしょう。今夜はクリスマスイブ。標本箱のトナカイイチョウはサンタを連れてきてくれるでしょうか?いくつになっても、クリスマスイブの夜は何やら心が弾んでしまいます。

早いもので2020年も残すところあとわずかになりました。今年は、あえて私がここに言葉を記すまでもなく、まさに激動の1年間でしたね。しかし、明けない夜はありません。来年こそは貝探訪へと気軽に出かけられる年になることを信じます。それでは皆様、今年もありがとうございました。良いお年を、そして良き貝ライフを!

安田 風眞

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